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岡字酒舟1266番地の地籍に、俗に「酒船石」と称する石造物がある。
石材は、石英閃緑岩で、上面が平坦となり、長さ約550センチ、最広幅約230センチ、厚さ約100センチである。
上面に刻された施設は、まず東端に不正形な半円形(南北径約72センチ、東西径45センチ、深さ約6センチ)の溜りがあり、その西端から中央と左右に計三条の溝をつける。
中央の溝は石面のほぼ中央に穿られた楕円形(長径130センチ、短径約70センチ、深さ約10センチ)の溜りがあり、溝は中央部でさらに西にのび、落下し溜まる。他方左右にのびる溝は途中、溝が分岐し、おのおの円形(直径約50センチ、深さ約6.6センチ)の溜まりに連接する。
左右両端は石が欠きとられているため、どのように展開するかは不明である。

この石造物は昭和2年4月8日に史跡に指定されたがどのような用途を持つものかは不明である。
ただ、従来からの俗称をそのままの用途であると見て、酒の醸造であると言う説、あるいは油絞りの用途と考える説、砂金などの精選の用とみる説、辰砂(水銀朱)を製造する説から曲水の宴の場所とみるなど様々な説があるが、いずれも決定的ではない。
平成4年には、酒船石の丘陵で宮の東の山の石垣が発見され、さらに平成10年には、亀形石造物が出土した。

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